月と太陽

月を見上げ太陽と遊ぶyoginiの日常

お花屋さんで知る、大事な事


贈り物に、お盆用のお供えするお花を選んで花束にして欲しいとお願いしたら、解らないから自分で選んで、って予想外の言葉が返ってきた。お花屋さんで、こんなの初めて。


え〜、どうしよっかな〜と迷っていると、お花屋さんは、自分でも解らないのにこっちに解る訳ない、って更に言ってきた。

店内を見渡して見て納得。

本当は花束を作って貰いたかったお店はお盆休みで、仕方なく隣の開いてる店に入った。そこはラップに包まれたお花が値段を貼られてバケツにさされてる。あ〜、それもそうだね。

お花を選ぶ振りをしながら黙って店を出て、もう一軒隣のお店へ。カウンターで次々とステキにアレンジが造られている。
さっきと同じ事をお願いしてみる。贈り物に、お盆用のお供えするお花を選んで花束にして欲しい。
返ってきた言葉は、色は?イメージは?予算は?出来上がりの長さは?質問に答えて数分待っていると、出来ました、って声をかけられる。
人の話を理解するのは、スキルと想像力と気持ちが大事なんだな、って思う。

造って貰った花束を、永く看病をされていたご主人のお母様のお仏壇にってお渡ししたら、よく初盆だって覚えててくれたね、ってウルウルされちゃった。
お花っていろんな人のいろんな気持ちを受け止めて吸い取ってくれる存在。花束を造ってくれた人。贈られた方。贈った私。そして、あのお花屋さんの人。

夜になってもう一度、あのお花屋さんの前を通りかかると、楽しげに接客しているかわいい女性。昼間のあの人は誰だったのか。

私に大事な事を伝える天使だったのかもね。

遅くに帰って来ると、町内で閉店時間が早いって周知されてるお花屋さんが珍しくまだ開いていた。いつもならもう、とっくにとっくに閉まってる。
誰もいない店内で、自分用に選んでいるとどこからともなく店主が現れる。今日は働いてるんですね、って突っ込むと、
自営だから、オレは自由だ‼︎雨が降ったら5時に閉めるし、盆と正月と卒業式と母の日は、働くんだ‼︎って。
はい。ご近所さんはみんな知っています。

知っておかなくちゃいけない大事な事は、まだまだたくさんある。